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心も身体も美しくなる
オーガニックマクロビオティック

心も身体も美しくなるオーガニックマクロビオティック

マクロビオティックを始めると、心が穏やかになる、自然と体重が減る、肌がキレイになるなど、女性に嬉しい効果がたくさん。
ここでは、マクロビオティック・キレイ料理教室「G-veggie」代表のはりまや佳子さんに、心も身体も美しくなる食事のポイントを伺いました。
取材・文◎山村浩子

日本発祥の食養生訓「マクロビオティック」

「マクロビオティックというと、欧米のものだと思っている人もいますが、実は日本に昔から伝わる食事、暮らし方、心のあり方を説くもの。日本発祥の食養生訓なのです」と、マクロビオティック・キレイ料理教室「G-veggie」代表のはりまや佳子さん。
マクロビオティックは桜沢如一氏が明治時代の医師・薬剤師である石塚左玄の「食事養生法」の考えと、中国の「易経」の陰陽論を組み合わせ、自然に則した玄米菜食を提唱したもの。1950年頃に体系化され、世界に広がりました。特にアメリカではマドンナをはじめ、セレブの美容・健康法として注目され、大ブームに。つまり、日本で生まれて、アメリカで育ち、日本に戻ってきたわけです。
元々、日本で育ったマクロビもありますが、これは病気を治すことが目的で、非常にストイックなものだったとか。一方、はりまやさんが提案しているのは、未病の改善と美容が目的で、日常に取り入れやすいのが大きな特徴です。

厳しい食事制限よりも大切なのはバランス

マクロビは動物性のものがタブーの菜食主義のイメージですが、「G-veggie」では食事制限をしていません。
「肉や魚を食べてはダメ! とは言いません。必要なのはバランスです。肉を食べたらその3倍野菜を摂ればいいのです」
東洋の陰陽論では自然界のすべてのものには、陰性のものと、陽性のものがあり、そのバランスが取れている中庸がいいとされています。食べ物でも然り。
肉・魚は陽性、果物(トロピカルフルーツ)・砂糖・コーヒー・スパイスなどは陰性、中庸に当たるのが野菜・穀類・豆類・海藻類です。陽性や陰性のものを摂取したら、中庸のものでバランスをとることが重要なのです。
「そして大切なのは『身土不二』。身体と環境(土)は密接な関係があるという意味で、自分が暮らす土地で、その季節にとれた旬のものを食べると、自然と心と身体のバランスが整ってきます」
その土地の旬のものは、栄養価が高く、生産量も多いので価格も手頃なのが魅力。なにより、季節の食材はその時期に必要な機能を身体に与えてくれます。
「例えば、春は冬にため込んだ脂肪や毒素を浄化する季節。デトックス効果が高い春の食材を摂取することで、体内のろ過工場である肝機能を高めます。季節の食材にはそれぞれ役割があるのです」
そして、もうひとつ大切なのは、『一物全体』=生命あるものはすべてそれ一つで調和が保たれているという考え。
「野菜なども、実は皮と身の間に一番栄養があります。食材は皮やアクも含め、丸ごと食べることを提案しています」
その代表が玄米。玄米からぬかを取ると白米になりますが、このぬかにこそ、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富。
「玄米を水に浸しておくと発芽しますが、白米はしません。それこそが生きた食材である証しなのです。もみ殻がついた米は100年前のものでも発芽する、すごい生命力を持っています。最近はスーパーフードが話題になっていますが、実は世界一のスーパーフードは玄米なのです」

オーガニックの玄米、野菜、発酵食品をベースに!

それでは美肌のためには、どんな食事を心がけたらいいのでしょうか?
「まず避けたいのは食品添加物、白米や白い砂糖、小麦粉などの精製されたもの。加工食品を買うときには、必ず原材料をチェックする習慣をつけましょう。例えば味噌だったら、昔ながらの米味噌なら米、大豆、食塩だけのはず。調味料(アミノ酸等)、保存料(ソルビン酸)などの添加物が加わっていたら、それは本来の味噌ではありません」
また、白い砂糖は血糖値を急激に上げ下げするので、高血糖や低血糖などの病気になりやすい傾向が。感情のコントロールにも影響があり、うつ病の原因にも。
そして小麦粉は、小麦そのものが悪いわけではなく、問題なのは、品種改良により変質・増加したグルテン。腸に宿便としてたまり、腸内環境を悪化させます。パン作りや料理のトロミ付けの際は、米粉で代用しましょう。
「しっかり食べる、食事のベースは玄米、野菜、発酵食品。それもオーガニックにこだわって欲しいですね。マクロビでは『You are what you eat』といい、『人間は食べた物のようになる』と考えられています。野菜を食べると、〝野菜らしく〟しなやかで優しくなれる。自然に寄り添った生活により、身体も心も元気になって、美肌も手に入れることができます」

プロフィールはりまや佳子(はりまやよしこ)さん

はりまや佳子さん

日本オーガニックライフ協会代表理事、マクロビオティック・キレイ料理教室G-veggie代表。家族が重篤な病気になり、その療養のためにマクロビを実践。大田区の自宅と銀座で料理教室を主宰し、安心安全な食材を使った料理エキスパート「オーガニック料理ソムリエ」の育成に励む。著書『美人になるグリーンベジ・クッキング』(主婦と生活社)。

「美しくなる食事療法vol.1」の紹介はこちら

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