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コラム

100年後に日本に残したい食文化と食生活―うま味編

100年後に日本に残したい食文化と食生活―うま味編

近年、ユネスコの無形文化遺産に「和食‐日本人の伝統的な食文化」が登録されたことは記憶に新しいことだと思います。和食は日本独自の食文化ですが、その和食とともに世界各国で注目されている言葉に、「うま味」があります。

うま味は日本で発見された

うま味は日本で発見された味であり、そもそも外国人は日本人に比べてうま味を感じにくいといわれています。しかし、近年の食の欧米化により味の濃いファストフードやジャンクフードに慣れてしまい、うま味を感じない日本人の若者(味覚障害)が増えているようです。
うま味は塩味・甘味・苦味・酸味と合わせて、食べ物の5つの基本の味覚として知られています。うま味成分の代表的なものに、昆布やチーズなどに含まれる「グルタミン酸」、肉類や魚類に含まれる「イノシン酸」、干しきのこに含まれる「グアニル酸」などがあります。野菜にもうま味成分を含むものがあります。このうま味を組み合わせることで、料理の味を深いものにし、よりおいしく感じられるようになる相乗効果を生み出します。
また、これらのうま味を上手に使うことで、余計な塩分や糖分を使用しなくても美味しさを感じられることから、健康食としても注目されています。このように、和食が世界で注目されている要因のひとつにヘルシーさがあります。和食特有の調理法である、素材本来のうま味を引き出すこと(調味料を減らし、うま味成分をふんだんに使う事)で、余分な塩分や脂肪分を抑えることができ、様々な疾患の予防に繋がります。 これらを踏まえて、日頃の食生活をもう一度見直し健康的な体作りに努めましょう。

プロフィール佐久間翔也さん

佐久間翔也さん

管理栄養士。某ドラッグストアにて栄養セミナー、健康相談会に従事。その傍ら高校カヌー部の栄養指導とサポートに携わる。 スポーツジムにて4年間インストラクター経験があり、運動と食事サポートを得意とする。